グローバルものづくり研究所

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  • DX時代のPLM/BOM導入②:DXと従来型ITプロジェクトの違い

    2021/08/14

    コンサルコラム

    最近は、DXプロジェクト、例えば設計DXなどの名称のプロジェクトによく出くわします。簡単にDXという言葉を使っていますが、従来のITプロジェクトとの違いは何でしょうか?筆者もまだまだ整理中なのですが、DXの要件を3つ上げました。順に考えを述べます。
    ・経営改革であること(経営戦略)
    ・システムが疎結合であること(組織・システム)
    ・グローバル標準にフィットさせること(プロセス)

    経営改革であること(経営戦略):

    下図は、参考文献を元にデジタル化の段階を整理した表です。デジタル化には、デジタイゼーション⇒デジタライゼーション⇒デジタルトランスフォーメーション(DX)の3段階があるとのことです。要約すると、最初の段階は紙の電子化、次が電子化したデータによる効率化、DXはそれを経営改革やサプライヤなど社外関係者まで拡大したもの、と解釈することができます。(参考文献:石角友愛,「いまこそ知りたいDX戦略」,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2021P35

    PLM/BOMの場合には、考えてみると、3つのすべての段階を含んでいるので、それぞれの段階で施策を考える必要があります。また、相当な投資になるので、企業の戦略を背景とした経営改革である必要があるので、必然的にDXプロジェクトになると考えていいと思います。

    残りの2項は、次回に続きます。

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